HOME >吉相墓とは 石塔について(代々墓)
![]() 墓相学で重要な役割をになう先祖供養塔として、五輪供養塔と宝筺印塔についてご説明しました。 かんたんに振り返ってみますと、二十代以上も続いている家系などでは宝筺印塔を建てて先祖をお祀りしますが、それほど古くない家系の場合は五輪供養塔によって先祖を合祀します。 ところで、最も近い先祖といえば両親ということになりますが、基本的な考え方として、先祖供養塔でお祀りする先祖は、建立者からみて両親より前の先祖、つまり祖父母の代までとされます。 建立者である相続人からみて、両親の死というのはまだそれほど昔のことではありません。新しい霊は未だ先祖供養塔に合祀されるにふさわしくはないのです。一世代を三十〜五十年として、それ以前の世代は先祖供養塔に祀られ、その位置として墓地の右奥の最上座が当てられます。その左横の、最上座に次ぐ位置に、両親の世代は夫婦一対で祀られます。これが代々墓、別名夫婦墓です。 墓地に余裕があれば、このように一代に一基ずつ代々墓を建ててゆくことが、その家の相続のカの源泉となります。 さて、代々墓では夫婦はあくまでも一対でお祀りします。戒名(法名,霊名)を刻む場合、代々墓の正面に夫が右半分、妻が左半分に並ぴます。もし、先妻、後妻がいる家庭では、夫、先妻、後妻の順序で右から並びます。(まれに先夫、後夫がいる場合は、先夫、後夫、妻となります。)先妻、後妻、夫の三人を一基のお墓に祀る場合、右から先妻、夫、後妻と夫を中心に並べている例をよく目にしますが、これは間違いです。 ![]() なぜならば,図のように石塔の棹石(戒名等を刻む石)は右側が男性、左側が女性を意味しているからです。男性を意味する右側に女性が刻まれると、その家庭では女性が男性の役割まで引き受けて、特別の苦労を背負い込むことになってしまいます。逆に男性は本来の力を発揮することができません。 五輪供養塔の項でご説明したように、石塔にはそれを構成する各部分にそれぞれが表す意味があるのです。代々墓に代表されるように個々の霊を祀る石塔は、戒名(法名・霊名)等を刻む棹石と、棹石を支える台石から成り、台石は上台石と下台石の二段で構成されます。そして棹石が人間の身体を、上台石が動産(金銭など)を、下台石が不動産を表します。台石はこの二段だけに意味があり、三段も四段もある石塔は動産運、不動産運が阻害されることになります。余計な台石によって大地から受ける力(地気)の上昇が阻害されることを意味します。 私共墓相学を奉じる者が石塔を観相・鑑定する場合、基本的にはこれらの各部分の状況をチェックします。 チェックの要点をあげれば、まず第一に石塔にキズや欠けがないかどうかという点が重要です。 欠けが棹石中央部ならば胸や腹部、棹石下部ならぱ足や腰、さらに裏側ならば背中に関係する病気となって現れます。さらに、その石の性質や欠けの浸食度、コケなどの付着状況などによって、ケガであるか腫瘍状の病気かなどの判定をします。台石の欠けならば金銭貸借の問題や。不動産の問題が生じます。 チェックの要点はその他はに、台石が何段祖みとなっているか、その厚みはどうか、台石が一枚石でできているか二枚以上の石で継ぎ合わされているかどうか、棹石と台石が同じ石質か異質の石の組み合せであるかどうか、自然石が使われていないか、台石に水鉢の穴や花立てなどが加工されていないか、棹石が長すぎたり短すぎたりしないか、猫足など特殊加工の石があるか等々、多岐にわたります。 最後に代々墓の鉄則をひとつ述べると、それは一基の代々墓には一代の夫婦だけを祀ることです。 |
